前や後、横を向き、辿り着いたは番外地? [1]

横尾忠則展「銀座番外地 Tadanori Yokoo My Black Holes」 

*画像はSNSで> INSTAGRAM → https://www.instagram.com/p/CubIpWdLnZS/


展:横尾忠則展「銀座番外地 Tadanori Yokoo My Black Holes」 

時:2023[R05]05/15 Mon. 〜 2023[R05]06/30 Fri.

所:ギンザ・グラフィック・ギャラリー

 

梅雨の6/29(木)会期終了前日、平日なのに続々と訪れる人で

思いのほか混み合っているggg(銀座グラフィックギャラリー)。

その会場で聞こえてくる囁きからは

日本語以外の言葉や当時を知るはずも無い若者の声もあり

時空を超えた人気をあらためて感じる。

 

画家宣言より前、デザイナー横尾忠則の印刷物への

関わりが間近に見られる貴重な機会だった。

スケッチは思考の痕跡であり、設計の土台だ。

 

一枚のポスターや書物の表紙などが完成するには、

いくつものプロセスが重なりあっている。

 

企画・編集をベースとし、原画(イラスト等のビジュアル)作成、文字の指定(書体や大きさ、字間行間など組みの情報)、色の指定、製版への詳細な指示などがトレペに被さって印刷工程へと伝達されていく。

 

展示フロアには、数々の成果への過程が在り、横尾本人の思考が、声が、届いてくるようであった。

 

当時のデザイナーの想像力は、印刷工程を経て得られる完成形を見越して「指定」を積み重ねていった。それを読み解く印刷・製版側とのコミュニケーション能力も必須であった。 

 

そしてその先のクライアントは、仕上がりイメージがスケッチしか無い中でも、OK〜GOサインを出す確かな意思と決断力、信頼関係があった。

 

DTP以降は、文字入力から配色の指定、レイアウト、画像の調整、イメージ加工まで全てをコントロールできるようになった。

 

(というか、そうしなければ仕事は動かず、その負担は増え続ける。一方、なかなか対価として評価してもらえない苦労も抱える。それでも、自分の手で完成領域へと導くことができる、その可能性には作り手としての大いなる喜びがあった)

 

《その2へ続く》

 

*その1:写真cap[図録より引用]

◎東京国際版画ビエンナーレ(ポスター指定紙)1968

◎東京国際版画ビエンナーレ(ポスター原画・版下)1968

◎椿説弓張月(ポスター指定紙)1969

◎緋牡丹博徒(レコードジャケット指定紙)1969

◎都市とデザイン(ポスター指定紙)1965

◎No.6(版画)1980|Self portrait with Mr.and Mrs.Norman Seef(ドローイング)1981 ほか

◎MILANO:5(ポスター版下)1980

◎MILANO:5(ポスタースケッチ)1980

◎MILANO:5(ポスター台紙)1980

◎マリリンモンロー「太陽」(イラスト原画)1981

 

[2023.06.29]

  

#YOKOOtadanori #TADANORI_YOKOO #ggg #GinzaGraficGallery #MyBlackHoles #graphicdesign #Ginza #tendym #MikioYamasakiDesign #横尾忠則 #銀座番外地  #グラフィックデザイン #イラスト #印刷 #版下 #版画